School Hub(略称:スクハブ)とは、学校の先生を対象とした、授業で使用する資料を先生同士で共有するためのコミュニティです。学校の授業で使用する資料をお互いに投稿し、みんなで共有して利用することで、より良い授業を行うことを目指しています。
中学校の先生の9割弱、小学校の先生の7割強が過労死ラインを越えて勤務しています。生徒に夢のある楽しい授業をするためには、長時間労働の是正が不可欠です。
GIGAスクール構想に対応した授業をするためには、授業のやり方をICT対応とし、授業資料も電子化する必要があります。未対応の先生が多く、改善が必要です。
生徒の『生きる力』を育むためには、学校の授業が新しい時代に合わせて変化する必要があります。授業方法も大幅に変える必要があります。
一人で授業の準備をするのは大変です。多忙のため、授業の準備に時間を割けない先生も多くいます。
全国には同じ学年、同じ教科を担当している先生が多数います。基本的な授業資料を共有することで、授業の準備にかかる時間を大幅に削減することができます。
全国各地の学校で、素晴らしい授業を行っている先生がたくさんいますが、苦労してつくった素晴らしい資料でも、1回しか使われないこともあります。
日本の教育をより良いものにするために、授業の資料を全国の先生と共有し、再利用するすることができます。
これからの教育は、今までの「知識詰め込み型の教育」から「主題的・対話的で深い学び」が中心に変わります。
学ぶ内容と学び方の双方が大きく変わり、学校の授業と教師の役割も大きく変化します。一人で変化に対応するのは大変ですが、みんなで乗り越えていきます。
新新学習指導要領のテーマである『生きる力』を育むためには、学校の授業が時代に合わせて変化する必要があります。一人ひとりの先生が、自分ひとりでこの変化に対応するのには、限界があります。しかし、「教育を変えたい」という志を持った人々が集まれば、時代の変化に対応することが可能だと私たちは信じています。
得意分野がある先生が授業の資料などをアップロードし、その資料をそのまま、あるいはカスタマイズして他の先生が授業で使う。一つの資料をみんなでアップデートし、より良い資料に仕上げる。教師以外の専門家や研究者、企業が、総合学習などで使える教材や資料をアップロードする。それをすべての先生が利用できるようにする。こういった仕組みを作ることで、学校の授業の質を全体的に向上させることが目標です。
学校の先生は、授業の準備に長い時間を割いています。スクールハブを通して授業の準備時間を短縮できることは大きなメリットの一つです。しかし、スクールハブで一番実現したいことは、授業の準備時間短縮の先にあります。
先生が生徒と向き合う時間やより良い教育を極めるための自己研鑽の時間を増やしてほしい。そして、生徒の学ぶ意欲を促進する授業へ変化を促したい。
スクールハブは、様々な経験や専門性を持った先生の新たな視点、考え方に「出会う」場です。スクールハブを通して、これからの時代の新しい授業、楽しい授業をみんなで作っていきたい。
私たちは、教師の皆さん、教育業界の皆さん、教育業界以外の皆さんととともに、新しい学校教育のカタチを作っていきたい、教育を変え、世の中を変えていきたいいきたいと考えています。